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京物 きょうもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

京物
きょうもの

地歌箏曲の分類名称。京都で作られたものの意で,大阪において区別のためにいわれる名称であるが,山田流においては,京都に限らず,地歌移入物を総称するのに誤用される。年代的には文化文政以後の作品で,松浦検校菊岡検校,石川勾当らの作曲,および八重崎検校らによって替手式の箏が作曲されているものをいう。比較的長い器楽的間奏部をもつものは京風手事物といい,地歌三弦と箏との対等の比重の合奏形式が行われて,結果的には地歌と箏曲との区別ができなくなった。

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デジタル大辞泉の解説

きょう‐もの〔キヤウ‐〕【京物】

京都から産出する物。
慶長(1596~1615)以後、京都に住んだ刀鍛冶の作った新刀

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大辞林 第三版の解説

きょうもの【京物】

京都から産出する品物。
慶長(1596~1615)以後、京都に住んだ刀鍛冶が鍛えた新刀の総称。

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世界大百科事典内の京物の言及

【山城物】より

…山城国在住の刀鍛冶が作った刀剣の総称。京物ともいう。山城国は鉄をまったく産出しないが,平安時代以来,文化の中心地として刀鍛冶が多く活躍し,大和,備前,相州,美濃とともに刀剣の五大生産地の一つとなっている。…

※「京物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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