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松浦検校 まつうらけんぎょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

松浦検校
まつうらけんぎょう

[生]?
[没]文政5(1822).11.21. 京都
地歌箏曲演奏家,作曲家。目が不自由だった。都名 (いちな) は久保一または経端一。寛政 10 (1798) 年1月,三宅栄一検校を師として検校に登官。安村検校門下の藤池検校以降の藤池流を伝承し,『歌曲時習考 (さらえこう) 』 (1805) など付載の箏組歌目録の藤池流を校訂。

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百科事典マイペディアの解説

松浦検校【まつうらけんぎょう】

地歌・箏曲家。1798年検校となる。名は久保一。とくに三弦の才能に秀で,初期の〈京物〉の興隆を導いた。作品に〈松浦の四つ物〉と称される《宇治巡り》《四季の眺め》《深夜の月》《四つの民》のほか,《末の契(ちぎり)》《玉の台(うてな)》など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松浦検校 まつうらけんぎょう

?-1823* 江戸時代後期の地歌・箏曲家。
藤池検校の系統。寛政10年検校となり,文化-文政のころ地歌三弦曲を数おおく作曲。京風手事物(てごともの)の開拓者といわれる。文政5年11月21日死去。名は久保一。代表作に「宇治巡り」「四季の眺」「嵯峨(さが)の春」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

松浦検校

没年:文政5.11.21(1823.1.2)
生年:生年不詳
江戸中・後期の京都の地歌箏曲家。名は久保一。寛政10(1798)年検校になる。化政期(1804~30)の京風手事物の先駆者として,地歌三弦曲を数多く作曲した。箏曲の伝承は藤池流(安村検校門下の藤池検校の系統。のちに絶えた)。「嵯峨の春」「里の暁」「新浮舟」「末の契」「玉の台」「若菜」「宇治巡り」「四季の眺」「四つの民」「深夜の月」などを作曲。「宇治巡り」以下の4曲は「松浦の四つ物」と呼ばれる。これらの曲は,同時代の浦崎検校や後輩の八重崎検校の箏の手が付けられて普及した。目が不自由だったが,部屋に三弦以外の物が置かれていることを三弦の音色で聴き分けたという逸話が伝えられている。

(野川美穂子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

まつうらけんぎょう【松浦検校】

?‐1822(文政5)
江戸中期の地歌・箏曲家。都名(いちな)は久保一。1798年(寛政10)登官。安村検校(?‐1779)門下の藤池検校の弟子。文政版《歌曲時習考(かきよくさらえこう)》(1818)付載の箏組歌目録の藤池流を校訂。藤池検校に始まる藤池流は松浦で廃絶。京都で完成した繊細な技巧の楽器本位の〈京風手事物〉として知られる曲の三弦の作曲者として活躍。《宇治巡り》《四季の眺》《四つの民》《深夜の月》は〈松浦四つ物〉と称される名曲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松浦検校
まつうらけんぎょう
(?―1822)

地歌(じうた)・箏曲(そうきょく)の演奏家、作曲家。没年については1823年(文政6)説もある。都名(いちな)は久保一。京都において、藤池検校に箏曲を学び、『十八公』という新組を作曲。一方、叙景を中心とする叙情による上品な感覚の楽器本位の技巧的三絃(さんげん)曲を数多く作曲する。その手事物(てごともの)には浦崎検校や八重崎(やえざき)検校などにより替手式の箏の手がつけられ、京風手事物の基盤となる。『深夜の月』『四季の眺(ながめ)』『宇治巡(めぐ)り』『四つの民(たみ)』の「松浦の四つ物」のほか、『末(すえ)の契(ちぎり)』『新浮舟(しんうきふね)』『嵯峨(さが)の春』などの曲がある。[平山けい子]

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世界大百科事典内の松浦検校の言及

【宇治巡り】より

…地歌・箏曲の曲名。三弦は松浦検校,箏は八重崎検校作曲。京風手事(てごと)物の代表作で,〈松浦四つ物〉(他に《四季の眺》《深夜の月》《四つの民》)の一つ。…

【四季の詠(四季の眺)】より

…(2)四季の眺 地歌・箏曲の曲名。三弦は松浦検校,箏は八重崎検校作曲の京風手事物。《宇治巡り》《深夜の月》《四つの民》とで〈松浦四つ物〉とされる。…

【末の契】より

…地歌・箏曲の曲名。松浦検校作曲の京風手事物。箏本手を浦崎検校(1810登官),箏替手を八重崎検校が作曲したが,現在は,前半は本手を用い,〈荒磯伝ふ〉から替手の箏をつないで利用している。…

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