京都迎賓館(読み)キョウトゲイヒンカン

デジタル大辞泉 「京都迎賓館」の意味・読み・例文・類語

きょうと‐げいひんかん〔キヤウトゲイヒンクワン〕【京都迎賓館】

京都御苑のある区域の北東部に建つ国の迎賓施設。日本への理解友好深化目的として、平成17年(2005)に建設内閣府所管。日本の伝統的な住居を模した外観で、内装・調度品も伝統的技術が生かされている。→迎賓館

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「京都迎賓館」の意味・わかりやすい解説

京都迎賓館
きょうとげいひんかん

京都市上京区の京都御苑内北東部にある、国賓公賓を接遇するための宿泊所。江戸時代には公家の屋敷が建てられていた敷地に、2005年(平成17)開館した。国の迎賓施設としては東京都港区元赤坂の迎賓館(旧、赤坂離宮)に次ぐもので、内閣府の所轄である。英語表記はKyoto State Guest House。敷地面積2万0140平方メートル、建築面積8073平方メートル、地上2階、地下1階建てで、日建設計が手がけた。サービス機能を維持する空間を地階に集約させることにより全体を一層のように感じさせる建物で、四囲築地(ついじ)塀を巡らし、入母屋(いりもや)屋根と数寄屋造(すきやづくり)の日本の伝統的な住居を模した外観となっている。現代和風の日本庭園を囲むように建てられた建物は、南側に大広間晩餐(ばんさん)室、貴賓室などの公的な施設が、北側には宿泊区域が配置されている。建物には切金(きりかね)や透彫りなどの伝統的技能が活用され、調度品にも西陣織蒔絵(まきえ)などの伝統工芸品がふんだんに使われている。

[編集部]

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