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京都迎賓館 きょうとげいひんかん

知恵蔵miniの解説

京都迎賓館

海外からの賓客に対し宿泊その他の接遇を行い、日本への理解と友好を深めてもらうための国の施設。国公賓の迎賓施設として、東京の「迎賓館赤坂離宮」に次ぎ日本で二つ目の建造物。所轄は内閣府。所在地、京都市上京区京都御苑23番地(京都御苑内)。敷地面積2万140平方メートル、延べ床面積1万5630平方メートル。地下1階、地上2階建て。2001年11月着工、05年3月完成、同年4月開館。迎賓館赤坂離宮が洋風であるのに対し、日本伝統の入母屋屋根と数寄屋造りの建屋に、西陣織や蒔絵、漆などの伝統的技能を活用した家具を配した造りになっている。「京都ブランドの日本文化」を発信する施設とも位置づけられており、一般参観も行われている。06年「日本建築士会連合会賞優秀賞」、07年「日本建築大賞」、10年「公共建築賞特別賞」など多数受賞。

(2014-2-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

京都迎賓館
きょうとげいひんかん

京都市上京区の京都御苑内北東部にある、国賓や公賓を接遇するための宿泊所。江戸時代には公家の屋敷が建てられていた敷地に、2005年(平成17)開館した。国の迎賓施設としては東京都港区元赤坂の迎賓館(旧、赤坂離宮)に次ぐもので、内閣府の所轄である。英語表記はKyoto State Guest House。敷地面積2万0140平方メートル、建築面積8073平方メートル、地上2階、地下1階建てで、日建設計が手がけた。サービス機能を維持する空間を地階に集約させることにより全体を一層のように感じさせる建物で、四囲に築地(ついじ)塀を巡らし、入母屋(いりもや)屋根と数寄屋造(すきやづくり)の日本の伝統的な住居を模した外観となっている。現代和風の日本庭園を囲むように建てられた建物は、南側に大広間、晩餐(ばんさん)室、貴賓室などの公的な施設が、北側には宿泊区域が配置されている。建物には切金(きりかね)や透彫りなどの伝統的技能が活用され、調度品にも西陣織や蒔絵(まきえ)などの伝統工芸品がふんだんに使われている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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