人間文化研究機構(読み)ニンゲンブンカケンキュウキコウ

デジタル大辞泉 「人間文化研究機構」の意味・読み・例文・類語

にんげんぶんかけんきゅう‐きこう〔ニンゲンブンクワケンキウキコウ〕【人間文化研究機構】

人間の文化活動ならびに人間と社会および自然との関係に関する学術研究の進展に寄与するために設置された大学共同利用機関法人国立歴史民俗博物館国文学研究資料館国立国語研究所国際日本文化研究センター総合地球環境学研究所国立民族学博物館の6つの大学共同利用機関により構成される。NIHU(National Institutes for the Humanities)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「人間文化研究機構」の意味・わかりやすい解説

人間文化研究機構
にんげんぶんかけんきゅうきこう

2004年(平成16)に設立された大学共同利用機関法人の一つ。英語名はNational Institutes for the Humanities、略称は人文機構。当初は国立歴史民俗博物館(歴博)、国文学研究資料館(国文研)、国際日本文化研究センター(日文研)、総合地球環境学研究所(地球研)および国立民族学博物館(民博)の5機関で設立され、2009年からは国立国語研究所(国語研)が加わり6機関となった。またそれとは別個に、2016年に総合人間文化研究推進センターと総合情報発信センターを立ち上げ、文化に関する共同研究、学際的研究を推進している。本部は東京都港区虎ノ門。

 同機構は、六つの研究機関について、「それぞれの設立目的を果たしながら基盤研究を進めるとともに、学問的伝統の枠を越えて相補的に結びつき、自然環境をも視野にいれた人間文化の研究組織として、大学共同利用の総合的研究拠点を形成するもの」としている。初代機構長は歴史学者の石井米雄(いしいよねお)(1929―2010。在任期間は2004~2008年)。

[山内乾史 2018年5月21日]

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百科事典マイペディア 「人間文化研究機構」の意味・わかりやすい解説

人間文化研究機構【にんげんぶんかけんきゅうきこう】

自然環境も視野に入れた人間文化に関する総合的研究を目指して,2004年に特定の大学に付置されない五つの大学共同利用機関,すなわち国立歴史民俗博物館国文学研究資料館国際日本文化研究センター総合地球環境学研究所国立民族学博物館を構成機関として発足した研究組織。2009年に新たに国立国語研究所が加わった。国立大学法人法によって,国立大学法人ともに大学共同利用機関法人として独立した法人格をもっている。本部は,東京都港区虎ノ門。初代機構長は石井米雄。

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