国立国語研究所(読み)こくりつこくごけんきゅうじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国立国語研究所
こくりつこくごけんきゅうじょ

国語および国民の言語生活に関する科学的調査研究を行ない,あわせて国語の合理化の確実な基礎を築くために設置された研究所で,文化庁所管の独立行政法人。 1948年 12月発足,1968年文化庁設置に伴いその付属機関となる。 2001年4月中央省庁改編により独立行政法人に移行。話しことばの研究,書きことばにおける用字用語調査,コンピュータを使った諸研究,全国的方言調査などを進めている。おもな出版物に『現代語助詞助動詞』 (1951) ,『敬語と敬語意識』 (1957) ,『話しことばの文型 (1) ,(2) 』 (1960,1963) ,『沖縄語辞典』 (1963) ,『類義語の研究』 (1965) ,『日本言語地図 (1) ~ (6) 』 (1967~74) ,などがある。また,1954年以降『国語年鑑』を刊行し,研究活動・出版物・関係者名簿などの資料を提供している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

こくりつ‐こくごけんきゅうじょ〔‐コクゴケンキウジヨ〕【国立国語研究所】

国民の言語生活や外国人への日本語教育についての調査・研究機関。昭和23年(1948)設立。平成13年(2001)独立行政法人に移行。平成21年(2009)独立行政法人を解散し、大学共同利用機関法人人間文化研究機構に移管。東京都立川市にある。国研国語研NINJAL(ニンジャル)(National Institute for Japanese Language and Linguistics)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

国立国語研究所【こくりつこくごけんきゅうじょ】

国語国字問題の合理的解決の進展のために,〈国語および国民の言語生活に関する科学的調査研究〉を行う文部省(現,文部科学省)の直轄機関として1948年設立。2001年に独立行政法人に移行。研究成果は研究報告・資料集として年々公刊,1954年以来《国語年鑑》も編集している。現在地は東京都北区西が丘。
→関連項目文化庁文部省

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

こくりつこくごけんきゅうじょ【国立国語研究所】

1948年の国立国語研究所設置法の公布をもって創設された研究機関。目的は同法1条に〈国語及び国民の言語生活に関する科学的調査研究を行い,あわせて国語の合理化の確実な基礎を築くために,国立国語研究所を設置する〉と規定され,その目的を達するために2条に〈(1)現代の言語生活及び言語文化に関する調査研究。(2)国語の歴史的発達に関する調査研究。(3)国語教育の目的,方法及び結果に関する調査研究。(4)新聞における言語,放送における言語等,同時に多人数が対象となる言語に関する調査研究〉等の調査研究を行うことになっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

こくりつこくごけんきゅうじょ【国立国語研究所】

国語および国民の言語生活に関する科学的調査研究を行い、あわせて国語合理化の確実な基礎を築くことを目的とする文化庁所轄機関。1948年(昭和23)設立。76年外国人に対する日本語教育のための「日本語教育センター」を設置。2001年(平成13)独立行政法人に移行。東京都立川市にある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国立国語研究所
こくりつこくごけんきゅうじょ

国立大学法人法に基づいて設置された、大学共同利用機関法人人間文化研究機構を構成する研究機関。英語名はNational Institute for Japanese Language and Linguistics、略称は国語研。1948年(昭和23)に設立された日本語の調査研究を行う機関で、2009年(平成21)から人間文化研究機構に加わっている。所在地は東京都立川市緑町。
 同研究所は、人間文化研究機構傘下となって以降、「これまでの研究の蓄積を踏まえながら、研究の国際的拠点として国内および海外の大学・研究機関と大規模な理論的・実証的共同研究を展開することによって日本語の特質の全貌(ぜんぼう)を解明し、言語の研究を通して人間に関する理解と洞察を深めること」を目的としている。また、「共同研究の成果や関連する研究文献情報を広く社会に発信・提供し、日本語教育、自然言語処理など様々な応用面に寄与することも重要な使命」としている。
 2005年から一橋(ひとつばし)大学との連携大学院プログラムが始まった。このプログラムは、日本人および滞日留学生を対象としており、日本語教育学、日本語学、日本文化に関する専門的な知識を備えた研究者や日本語教育者を育成することを目ざすものであり、国語研は日本語学の分野を担当している。初代所長は西尾実(にしおみのる)(在任期間は1949~1960年)。[山内乾史]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

きゃらぶき

魚貝類や野菜類をしょうゆで佃煮(つくだに)のように煮るものをきゃら煮というが、きゃらぶきは、フキの茎をきゃら煮風に煮たもので、初夏のフキを用いてつくるのがよい。フキの葉を切り落とし、茎は日干しにしてか...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

国立国語研究所の関連情報