デジタル大辞泉
「今の世」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いま【今】 の 世(よ)
- ① 今の時代。現代。当世。
- [初出の実例]「あめのした しらしめしきと 伊麻能与(イマノヨ)に たえずいひつつ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三六〇)
- 「今の世の名人と、もてはやされし人の、せう人にたたれしは」(出典:わらんべ草(1660)一)
- ② この世。現世。
- [初出の実例]「今世(いまのよ)の 人もことごと 目の前に 見たり知りたり」(出典:万葉集(8C後)五・八九四)
- ③ 今の天皇の治世。今上(きんじょう)の御代。
- [初出の実例]「今の世のこと繁きにまぎれて、院には参る人もなきぞさびしげなる」(出典:徒然草(1331頃)二七)
- ④ 当代第一。今の世に知れわたっている、全盛をきわめている、などの意にいう。
- [初出の実例]「頼朝公より急用の仰にて、今の世の稲毛の入道殿より寂蓮法師へ行く者なり」(出典:浄瑠璃・千載集(1686頃か)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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