今川焼(読み)いまがわやき

精選版 日本国語大辞典 「今川焼」の意味・読み・例文・類語

いまがわ‐やきいまがは‥【今川焼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 江戸今川橋辺で始まったのでいう ) 小麦粉の皮であんを包み、銅板で焼いた菓子。たいこやき。
    1. [初出の実例]「今川やき 那須や彌平 本所」(出典:評判記・富貴地座位(1777)中)

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改訂新版 世界大百科事典 「今川焼」の意味・わかりやすい解説

今川焼 (いまがわやき)

小麦粉を水でといて焼型に流しこみ,あんを入れて焼いた菓子。江戸神田今川橋付近で売り出されたので,この名があるといい,安永6年(1777)刊の《富貴地座位(ふきじざい)》には本所那須屋弥平という店の名が見える。きんつばヒントを得て考案されたもので,街頭店頭で手軽につくれ,焼きたてのものが食べられるところが人気を集めた。焼型の形状,模様などにより,ともえ焼たい焼大判(おおばん)焼などと呼ばれる。
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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「今川焼」の解説

いまがわやき【今川焼き】

大判焼き。◇江戸時代後期、江戸・神田今川橋付近で売り出したので、この名があるとされる。主に関東地方で用いる。⇒大判焼き

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百科事典マイペディア 「今川焼」の意味・わかりやすい解説

今川焼【いまがわやき】

溶いた小麦粉を丸い型に流し込み,中にアズキあんを入れて両側を焼いた庶民的な菓子。江戸後期に江戸神田の今川橋付近で売り出されたのでこの名がある。

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