今度(読み)コンド

デジタル大辞泉の解説

こん‐ど【今度】

何回か行われる事柄の中で、いま行われていること。また行われたばかりであること。このたび。今回。「今度の話は気乗りがしない」「今度という今度は懲りた」
最も近い将来。この次。次回。「今度の休みに山へ行く」
最近。このごろ。「今度九州に転勤しました」
[用法]今度・今回――「今度(今回)海外出張を命じられました」のように相通じて用いられる。◇「今度」は現在のことだけでなく、近い過去と近い未来についても用いる。「今度入社したA君です」「今度そちらに伺います」「今度会うときには」など。◇「今回」は未来について使うことはない。「今回の転勤は仙台に決まりました」は、転勤するのは近い未来でも、「今回」はそれが決まった時点を示している。◇類似の語に「このたび」がある。「このたび」は「今度」のやや改まった丁寧な言い方として多く使われる。「このたびは大変お世話になりました」「このたび転勤を命じられました」

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大辞林 第三版の解説

こんど【今度】

何度か行われることのうち、現在行われている、あるいは最近行われたばかりのもの。 「 -の波は大きい」
この次。次回。 「 -の日曜日」
最近。このたび。 「 -隣に越して参りました」

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精選版 日本国語大辞典の解説

こん‐ど【今度】

〘名〙
① たびたび生じる一連の出来事を時間の流れの中でとらえた際に、最も現在に近く位置するものについていう。
(イ) すでに生じたものについていう。今回。今般。このたび。
※高野本平家(13C前)一「常の御出よりもひきつくろはせ給ひ、今度(コンド)は待賢門より入御あるべきにて」
(ロ) 近い将来生じるものについていう。この次。次回。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※松翁道話(1814‐46)一「あの様に疵だらけにして、今度世間へ顔出しもならぬ様にしてやるとは」
② 過去に生じた個別的出来事が、現在に近いことを表わす。今回。最近。このたび。
夢酔独言(1843)「今度岡野様へ来た剣術遣ひは」
[補注]明治時代には、漢字表記として「今度」の他に「此度」も使用された。二葉亭四迷「浮雲‐一」では「必(きっ)と其れで此度(コンド)も善かったのに違ひないヨ。だからお前さんも私の言事(いふこと)を聴いて課長さんに取り入って置きゃア今度も矢張(やっぱり)善かったのかも知れないけれども」と、「今度」と「此度」とが併用されている。

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