デジタル大辞泉
「他生」の意味・読み・例文・類語
た‐しょう〔‐シヤウ〕【他生】
1 仏語。今生からみて、前世と来世。
2 そのものの力ではなく、他の原因によってあるものを生じること。
[類語]二世・三世・三界
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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た‐しょう‥シャウ【他生】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① この世から見て過去および未来の生をいう称。
- [初出の実例]「我亦阿彌陀弟子、他生往詣最中央」(出典:田氏家集(892頃)上・奉拝西方幀因以詩讚浄土之意)
- 「他生(タシャウ)にも定めて花を愛する人たらむ」(出典:発心集(1216頃か)一)
- [その他の文献]〔諸法集要経‐四・離欲邪行品〕
- ② そのもの以外の他の原因で、生ずること。〔法集経‐四〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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他生
① allogenic: 他の所で生成したものであるという意味.allothigenicと同義.岩石の一部が生成以前に他所で生成された時に,この部分を他生のものであるという.礫岩中の礫,砂岩中の砂粒は他生の例[渡辺編 : 1935].プロジェネティック(progenetic)[Payne : 1942].
② allothigenic: この語は現在の場所に存在している岩石の外部に起源がある鉱物などに用いられる.堆積岩ではすべての破砕粒が含まれ,火成岩では母マグマ以外の起源である捕獲岩や捕獲結晶が含まれる.構造的な意味では,allothigenous nappeなどが使用されることがあり,もともとの場所から移動して根がないナッペに使用される[Kalkowsky : 1880, Pettijohn : 1949].ギリシャ語のallothigenesは他の所で作られたという意味.allochthonous, allogenic, allothigene, allothigenousなど同様の意味である.
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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