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仮名法語 かなほうご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仮名法語
かなほうご

かな,またはかなに漢字を交えて,主として民衆に向って仏教の教えを説いた言葉。日本では仏教伝来以来,学習用,儀礼用に漢文の経典が多く用いられたが,外来思想である仏教を受容する過程において,特に民衆が直接に理解しうるよう,民衆の言葉に置き換えることが要求された。まず梵語がかな書きされ,ついで接続詞,助詞などがかな書きされるにいたり,さらに純和文をもって仏教思想が述作されるようになった。過去においては,邦文の仏教書は従属的地位しか与えられなかったが,仏教の民衆化を示すものとして,また日本人の生活に即した倫理観を示すものとして,近年では注目を受けるにいたっている。

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大辞林 第三版の解説

かなほうご【仮名法語】

仮名または、漢字仮名交じりのやさしい文章で書かれた仏の教え。源信の「横川よかわ法語」、法然の「一枚起請文」など。

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世界大百科事典内の仮名法語の言及

【一言芳談】より

…鎌倉後期の仏教書。念仏行者の信仰を伝える法語153条を集めたもので,無常の認識と現世の否定に徹すべきことを説くその思想と,簡潔なかなまじりの文章から,中世の仮名法語を代表する書とされている。敬仏,法然,明禅ら30余人の法語を収め,《徒然草》に引用されていることから,鎌倉後期の成立と考えられるが編者は不明。…

※「仮名法語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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