横川法語(読み)ヨカワホウゴ

デジタル大辞泉 「横川法語」の意味・読み・例文・類語

よかわほうご〔よかはホフゴ〕【横川法語】

平安時代の法語集。源信著。全491字。妄念をいとわず念仏することを勧め、凡夫往生を強調したもの。念仏法語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横川法語」の意味・読み・例文・類語

よかわほうごよかはホフゴ【横川法語】

  1. 平安中期の仏教書。一巻。源信著。念仏往生確信もとに、妄念をいとわず常に名号を唱えるべきことを説く。日本浄土教確立の重要な礎石となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「横川法語」の意味・わかりやすい解説

横川法語
よかわほうご

源信作。『往生要集』の主旨を1枚の紙に要約して,念仏による往生の信念を述べた文書。妄念をいとわずに,信心を深めるべく名号を唱えることを教えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android