デジタル大辞泉 「伊丹風」の意味・読み・例文・類語 いたみ‐ふう【×伊▽丹風】 元禄(1688~1704)ごろの俳諧の一派。また、その俳風。伊丹の池田宗旦いけだそうたんを祖とする。談林派の流れをくみ口語・俗語を駆使し、新奇な着想による表現が特色。上島鬼貫うえじまおにつらもその一人。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「伊丹風」の意味・読み・例文・類語 いたみ‐ふう【伊丹風】 〘 名詞 〙 俳諧の一派。近世初期、談林派の松江重頼の流れをくみ、摂津国伊丹に起こったもの。池田宗旦によって確立され、口語、俗語をとり入れた自由でのびやかな俳風に特色があった。この派から鬼貫(おにつら)が出た。いたみは。[初出の実例]「いにしへ談林風伊丹風などいひて句にさまざま異形をつくせし時節も」(出典:俳諧・独こと(1718)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例