《播磨国風土記》に記された国作りの神。この神は播磨国宍禾(しさわ)郡伊和村を本拠とする伊和君(いわのきみ)に祭られて,揖保(いいぼ),宍禾,讃容(さよ)などの諸郡に事績を残している。それによると,土地を開拓し,境界を定めて〈クニ〉の基礎を築き,天日槍(あめのひぼこ)と軍を起こして戦い,また集団の祭りに欠かせない酒宴の神でもあった。本来,各地方では〈クニ〉の始まりについてのいわれを語るために英雄神を創造した。その神は,〈クニ〉という集団の〈主(ぬし)〉として,領地を占有し鉄製の農具と武器を用いて自然や他の共同体に対して挑戦的にたたかった,粗野な族長層を神格化したもので,イワノオオカミはこの地方的な英雄神の典型である。これらの地方の〈クニ〉が,強大な中央の政治勢力に隷属するとき,国作りの英雄神も土着性を失って吸収されることになる。天下の国作りを行ったとされる大国主神はこれらの英雄神を統合化して成立したものであると言える。
執筆者:武藤 武美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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