伊達家文書(読み)だてけもんじよ

日本歴史地名大系 「伊達家文書」の解説

伊達家文書
だてけもんじよ

原本 仙台市博物館・天理大学図書館

解説 仙台藩主伊達家に相伝された中世から近世に至る文書。このうち伊達家本来の中世文書は室町期以降で、そのなかには「塵芥集」や「段銭古帳」「晴宗公采地下賜録」などが含まれる。近世文書は政宗以降の内外政に関する文書で、仙台藩の基本資料となっている。仙台市博物館には記録類を含めて約七千三〇〇点、また天理大学図書館には約二六〇点が所蔵されている。そのうち三千四九五点が東京帝国大学史料編纂掛によって刊行され、一〇巻に収められている。ほかに内秘文書約二〇〇点も一部活字化されている。

活字本 大日本古文書伊達家文書一―一〇


伊達家文書
だてけもんじよ

原本 仙台市博物館・天理大学図書館

解説 仙台藩主伊達家に相伝された中世から近世に至る文書。このうち近世文書は政宗以降の内外政に関する文書で、仙台藩の基本資料となっている。仙台市博物館は記録類を含めて約七千三〇〇点、天理大学図書館は約二六〇点を所蔵。そのうち三千四九五点が東京帝国大学史料編纂掛によって刊行され、一〇巻に収められている。ほかに内秘文書約二〇〇点も一部活字化されている。

活字本 大日本古文書伊達家文書一―一〇


伊達家文書
だてけもんじよ

原本 四日市市伊達則彦

解説 伊達家は四日市立町に屋敷を有した四日市町庄屋。元禄六年の書留、享保九年の諸色明細帳、同年検地帳のほか、廻船方年寄でもあった関係上、四日市湊・廻船関係の史料がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊達家文書」の意味・わかりやすい解説

伊達家文書
だてけもんじょ

仙台藩主伊達家に伝わった古文書群。第二次世界大戦後、仙台市博物館に寄贈された。鎌倉末から幕末までの3500通は東京大学史料編纂(へんさん)所から『大日本古文書 伊達家文書』全10冊として刊行されている。このうち約600通は中世文書で、南北朝動乱期のものと、戦国家法「塵芥集(じんかいしゅう)」をはじめとする戦国時代、とくに政宗(まさむね)の代のものとが大半を占めている。

[千々和到]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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