会下(読み)エゲ

デジタル大辞泉 「会下」の意味・読み・例文・類語

え‐げ〔ヱ‐〕【会下】

会座えざに集まる門下の意》
禅宗浄土宗などで、師の僧のもとで修行する所。また、そのための集まり。えか。
師のもとで修行する僧。えか。

え‐か〔ヱ‐〕【会下】

えげ(会下)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「会下」の意味・読み・例文・類語

え‐かヱ‥【会下】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. えげ(会下)
  3. えげ(会下)
    1. [初出の実例]「武州神田、吉祥寺の会下(エカ)に呑養(どんやう)と云僧有」(出典仮名草子・片仮名本因果物語(1661)中)
  4. 同宗派または同法門を示す語。一派門徒
    1. [初出の実例]「ドウモンノ シュウ、goyecano(ゴエカノ) シュウデ ゴザル」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))

え‐げヱ‥【会下・会解】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 説法場所である会座(えざ)に集まって教えを聞く人。えか。
  3. 禅宗や浄土宗などで師のもとにあって教えを受けている僧。会下僧。また、その教えを受ける所。えか。
    1. [初出の実例]「在会下幾乎二年強」(出典:空華日用工夫略集‐応安四年(1371)二月一七日)
    2. 「駿河のさかひ、桃園といふ所の山林にゑげあり」(出典:宗祇終焉記(1501‐02))

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普及版 字通 「会下」の読み・字形・画数・意味

【会下】えかえげ

修行僧

字通「会」の項目を見る

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