佐土原人形(読み)さどはらにんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「佐土原人形」の意味・読み・例文・類語

さどはら‐にんぎょう‥ニンギャウ【佐土原人形】

  1. 〘 名詞 〙土人形一つ宮崎県佐土原地方で多くつくられる土人形で、素朴簡素な形をし、簡単な彩色がほどこされているもの。安土桃山時代、文祿・慶長の役の際に、日本に連れてこられた朝鮮人によってはじめられたものという。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「佐土原人形」の解説

佐土原人形[人形・玩具]
さどわらにんぎょう

九州・沖縄地方、宮崎県の地域ブランド
宮崎市佐土原町で製作されている。約400年程前につくり始められたといい、京都伏見人形影響を強く受けたもの。差し手・差し首を別々につくって、それを組み合わせる独特の手法でつくられる。原色を多く使った泥絵具の色付けも特徴。代表的な作品にまんじゅう喰い・節句人形・歌舞伎人形などがある。宮崎県伝統工芸品。

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デジタル大辞泉プラス 「佐土原人形」の解説

佐土原人形

宮崎県宮崎市の西佐土原地区に伝わる郷土玩具。素朴な土人形で「饅頭喰い」などのモチーフが知られる。県指定伝統的工芸品。

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世界大百科事典(旧版)内の佐土原人形の言及

【佐土原[町]】より

…重要文化財の騎獅文珠菩薩像を有する大光寺や巨田(こた)神社,日講庵跡,フェニックス自然動物園がある。名産に朝鮮から伝わったという佐土原人形がある。【萩原 毅】。…

※「佐土原人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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