精選版 日本国語大辞典 「余師」の意味・読み・例文・類語 よ‐し【余師】 〘 名詞 〙① ほかの先生。あり余るほどの多くの先生。[初出の実例]「いま袈裟正伝は、ひとり祖師正伝これ正嫡なり、余師の肩をひとしくすべきにあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)[その他の文献]〔孟子‐告子・下〕② 江戸時代後期に現われた、漢籍の通俗的な解釈啓蒙書。「経典余師」をはじめ書名に多く見られる。[初出の実例]「経典に余師(ヨシ)あり歴史に仮名文ままありて之を学ぶに難からねど」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「余師」の読み・字形・画数・意味 【余師】よし 生き残りの軍。また、別の師。〔孟子、告子下〕夫(そ)れは大路の(ごと)く然り。豈に知りからんや。人求めざるを(うれ)ふるのみ。子(し)、歸りて之れを求めば、餘師らん。字通「余」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報