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価格差補給金(読み)カカクサホキュウキン

デジタル大辞泉 「価格差補給金」の意味・読み・例文・類語

かかくさ‐ほきゅうきん〔‐ホキフキン〕【価格差補給金】

重要物資の消費者価格が、生産者価格より低く決定された場合、その差額国家が負担して支出する、生産者保護のための国庫支出金。第二次大戦後、石炭鉄鋼などを対象に支給したが、ドッジラインの実施以降削減、廃止された。

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精選版 日本国語大辞典 「価格差補給金」の意味・読み・例文・類語

かかくさ‐ほきゅうきん‥ホキフキン【価格差補給金】

  1. 〘 名詞 〙 生産者保護を目的に、生産者価格が消費者価格を上回った場合などに、その差額を国家が負担する、支出金。

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百科事典マイペディア 「価格差補給金」の意味・わかりやすい解説

価格差補給金【かかくさほきゅうきん】

補助金一種で,鉄鋼,石炭,肥料などの基礎物資について,供給者価格(独占価格)が消費者価格(公定物価)を上回る場合,差額を財政から補給して企業利潤を保証するもの。日本では第2次大戦直後インフレと生産危機の克服策として価格調整費名目採用物価体系の支柱とされたが,ドッジ・ラインで急激に削減された。→補給金

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