デジタル大辞泉 「俊士」の意味・読み・例文・類語 しゅん‐し【俊士】 1 才知のすぐれた人。2 平安前期、文章生もんじょうしょうの試験を受けた者の中で、秀才に次ぐ成績の者の称。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「俊士」の意味・読み・例文・類語 しゅん‐し【俊士】 〘 名詞 〙① すぐれた才知の人。俊才。[初出の実例]「いをりに居て俊士のするやうに学問をする程に」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一四)[その他の文献]〔荀子‐大略〕② 平安時代、弘仁一一~天長四年(八二〇‐八二七)の八か年間、文章生(もんじょうせい)の中で、成績のすぐれた者に式部省が試験によって与えた資格。特に優秀な者二人を秀才生、その下位の者五人を俊士とした。[初出の実例]「天長之初奉試及第、被レ補二俊士一」(出典:日本三代実録‐貞観一二年(870)二月一九日)③ 中国の周代、三年に一回、司徒(しと)が庶人の子弟の中から選抜して上級の学校に入学させた者。〔礼記‐王制〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例