司徒(読み)シト

デジタル大辞泉 「司徒」の意味・読み・例文・類語

し‐と【司徒】

中国六卿の一。地官の長で戸籍教育などをつかさどった。前漢では大司徒後漢では再び司徒となり、三公の一。

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精選版 日本国語大辞典 「司徒」の意味・読み・例文・類語

し‐と【司徒】

  1. 〘 名詞 〙 中国古代の官名司馬司空とともに三公の一つ人民の戸籍、教育、厚生などをつかさどったもの。漢・清代には大司徒と称した。
    1. [初出の実例]「晉書志云、丞相、非常人臣之職、相国同之、大宰、大傅、大尉、司徒、司空並在其下」(出典日本三代実録‐元慶八年(884)五月二九日)
    2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕

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普及版 字通 「司徒」の読み・字形・画数・意味

【司徒】しと

周の官名。民政を掌る。〔書、牧誓〕嗟(ああ)我が友の冢君(ちようくん)、事の司徒・司馬・司・亞・師氏、~爾(なんぢ)の矛(ほこ)を立てよ。

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