デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「保川春貞」の解説 保川春貞(2代) やすかわ-はるさだ 1830-1887 江戸後期-明治時代の浮世絵師。天保(てんぽう)元年生まれ。京都の人。初代春貞の門人で,画名を信貞といったが,嘉永(かえい)2年師の没後2代を襲名。のち歌川国芳の門にまなび,一時歌川を称した。高橋由一(ゆいち)に洋画もまなび,維新後は岡本春暉と名のり,肖像画を得意とした。明治20年11月18日死去。58歳。通称は正太郎。 保川春貞(初代) やすかわ-はるさだ 1798-1849 江戸時代後期の浮世絵師。寛政10年生まれ。京都の人。生家は代々米穀商。独学で画技をきわめ,肉筆美人画で注目された。滑稽(こっけい)本「翫雀(がんじゃく)死出の旅立」の挿絵をえがいた。嘉永(かえい)2年1月13日死去。52歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by