(読み)い

精選版 日本国語大辞典 「偉」の意味・読み・例文・類語

【偉】

〘名〙 (形動)
① 大きく立派なこと。すぐれているさま。
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉一「夫の感じ少き草昧の人心をして、面白しとか恐ろしとか、偉なりとか感ぜしめたる事は」 〔漢書‐陳遵伝〕
② 盛んなこと。はなばなしいこと。〔韓愈‐送区冊序〕

おとと‐け・し【偉】

〘形ク〙 勇ましくて、おごそかである。猛く勇ましい。
※大唐西域記長寛元年点(1163)三「先に羅漢有り。形量(かたち)の偉大(オトトケクおほき)なり」

えら・し【偉】

〘形ク〙 ⇒えらい(偉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「偉」の意味・読み・例文・類語

い【偉】[漢字項目]

常用漢字] [音](ヰ)(呉)(漢) [訓]えらい
優れている。「偉勲偉材偉人
大きくて立派である。「偉観偉大偉丈夫魁偉かいい雄偉
[名のり]いさむ・おおい・たけ・より

い〔ヰ〕【偉】

[名・形動]大きくりっぱなこと。すぐれていること。また、そのさま。「その功たるやなり」
「―な塊を脳中髣髴ほうふつして」〈漱石それから

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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