精選版 日本国語大辞典 「偲」の意味・読み・例文・類語
しぬ・ぶ【偲】
〘他バ四〙 (上代は「しぬふ」)
(イ) (「しのふ(偲)」の変化した語) =しのぶ(偲)(一)①
(ロ) (現在、「の」の甲類の万葉仮名とされている「怒」「努」「弩」などを「ぬ」とよんだところからできた語)
(イ) に同じ。
しぬび【偲】
〘名〙 (上代は「しぬひ」)
※万葉(8C後)二〇・四四〇五「わが妹子が志濃比(シヌヒ)にせよと着けし紐糸になるとも我(わ)は解かじとよ」
(ロ) (動詞「しぬぶ(偲)(ロ)」の連用形の名詞化)
(イ) に同じ。
しのび【偲】
しの・う しのふ【偲】
〘他ハ四〙 ⇒しのぶ(偲)
しの・ふ【偲】
〘他ハ四〙 ⇒しのぶ(偲)
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