側高神社(読み)そばたかじんじや

日本歴史地名大系 「側高神社」の解説

側高神社
そばたかじんじや

[現在地名]佐原市大倉 側高

東関東自動車道に国道三五六号が交差する地点の南西鎮座。「新編常陸国誌」に「側高の社地、大江に臨み、涯岸峭立す、以てソバタカと称せるなり」とある。脇鷹あるいは曾波鷹とも称する。古来の祭神は明らかでないが、「香取郡誌」は主祭神を高皇産霊尊・神皇産霊尊とし、相殿に忌部氏系の天日鷲命をはじめ五神を配するとしている。現在の祭神は側高大神ともいう。旧郷社。「香取志」によれば、香取神宮の第一摂社とされる。社伝では香取社創建と同時に創祀されたという。


側高神社
そばたかじんじや

[現在地名]河内村金江津 上金江津

祭神は彦火火出見命、神体は銅幣帛。旧村社で火防の神として尊崇される。社伝によれば、天和三年(一六八三)大島おおしま河岸に創建され、正徳四年(一七一四)に現在地に遷宮、享保七年(一七二二)鳥居建立という(茨城県市町村総覧)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android