デジタル大辞泉 「先端放電」の意味・読み・例文・類語 せんたん‐ほうでん〔‐ハウデン〕【先端放電】 とがった導体表面から出るコロナ放電。まわりの電界がその部分に集中するために生じる。セントエルモの火はこの現象。避雷針に利用。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「先端放電」の意味・読み・例文・類語 せんたん‐ほうでん‥ハウデン【先端放電】 〘 名詞 〙 とがった導体の表面から行なわれる放電。導体の表面の電荷はとがった部分に多く集まり、その周囲に強い電界を作るので、そのために生ずる放電をいう。避雷針はこれを利用したもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「先端放電」の意味・わかりやすい解説 先端放電せんたんほうでんpoint discharge 地表面に樹木や避雷針などの突起した物体があると、周りの電力線がその先端に集中するため、大気と大地の間を流れる電流もそこに集中する。これを先端放電という。雷雲の接近につれて電場の強さが増し一定の限界を超えると、先端付近で空気の絶縁が部分的に破壊されて先端放電電流は急速に増大し、ついには発光を伴ったコロナ放電となる。セント・エルモの火とよばれるものも、先端放電による現象である。[三崎方郎][参照項目] | コロナ放電 | セント・エルモの火 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例