デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「児玉順蔵」の解説 児玉順蔵 こだま-じゅんぞう 1805-1861 江戸時代後期の医師。文化2年生まれ。備前岡山の人。長崎でシーボルトにまなび,備中(びっちゅう)矢田村(岡山県真備(まび)町)で開業。のち帰郷し岡山藩家老の侍医となる。晩年は大坂にうつり,緒方洪庵(こうあん)と親交をもった。文久元年9月2日死去。57歳。号は在中。訳書に「玉海擥要(らんよう)」「公氏病学淵源(えんげん)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「児玉順蔵」の意味・わかりやすい解説 児玉順蔵こだまじゅんぞう [生]文化3(1806)[没]文久1(1861)江戸時代末期の蘭方医。号は在中。備前の人で P.シーボルトの弟子。岡山藩の老臣伊木長門の侍医。一時,筑前の武谷元立方に寄宿し,同地で蘭学を教えた。コンラジの内科書の翻訳『公氏医宗玉海』がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by