入綾(読み)いりあや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

入綾
いりあや

舞楽における舞人退場法の一種。唐楽の特定の曲 (いずれも4あるいは6人舞) において,舞人全員がうしろ向きとなり,舞いながら中央によって縦に一列となり,降台する舞人以外は舞い続けて下臈の舞人から順次退場する様式。当曲 (舞楽の中心となる曲) を続けて奏する。入手 (いるて) といえば,出手 (でるて) と同じ舞手をおのおのの舞座で同時に行い,終了後,左回りにその場で一周して順次下臈より降台することで,特定の退場楽を用いるが,当曲を重ねて奏するときは重吹 (しげぶき) という。

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デジタル大辞泉の解説

いり‐あや【入×綾】

舞楽で、退場するとき、舞いながら舞台を降りる演出。また、その舞。入舞(いりまい)。

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大辞林 第三版の解説

いりあや【入綾】

舞楽が終わり、舞人が舞いながら舞台を退くこと。入舞いりまい

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精選版 日本国語大辞典の解説

いり‐あや【入綾】

〘名〙 舞楽が終わって、舞人が退場するとき、いったん御前に引き返してから、改めて舞いながら楽屋にもどること。また、その舞。特定の曲に限ってこれを行なう。入舞(いりまい)
※源氏(1001‐14頃)若菜上「権中納言、衛門督おりて、いりあやをほのかに舞ひて、紅葉のかげに入りぬる」

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