コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

八宗兼学 ハッシュウケンガク

デジタル大辞泉の解説

はっしゅう‐けんがく【八宗兼学】

八宗の教義をすべて兼ね修めること。
物事に広く通じていること。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

はっしゅうけんがく【八宗兼学】

広く八宗の教義を学ぶこと。特に東大寺で華厳を宗として他の諸宗をも併せて修すること。
広く物事に通じること。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

八宗兼学
はっしゅうけんがく

仏教の八宗の学問を兼ね修めること。八宗とは、南都六宗、すなわち倶舎(くしゃ)宗、成実(じょうじつ)宗、律(りつ)宗、法相(ほっそう)宗、三論(さんろん)宗、華厳(けごん)宗に、平安時代に成立した天台・真言(しんごん)両宗を加える。実践的な一向専修(いっこうせんじゅ)の立場に対し、広く諸宗の教学に通暁することが、日本の学僧たちの一つの理想であった。とくに南都東大寺は古くから諸宗兼学の道場として知られ、鎌倉時代に『八宗綱要』などを著した凝然(ぎょうねん)は、その精神をもっともよく体現した学者として知られる。[末木文美士]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の八宗兼学の言及

【八宗】より

…奈良時代には〈宗〉は〈衆〉とも書き,学派を意味し,一つの寺に複数の宗が存在したが,平安時代からは一寺一宗となる傾向がつよく,しだいに教派教団の意味をもちだした。禅・浄土を加えて九宗・十宗といい,また広く各宗の教学を研鑽することを八宗兼学という。【中井 真孝】。…

※「八宗兼学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

八宗兼学の関連キーワード四天王寺(大阪市)子じま寺中山寺矢田寺東大寺華厳教義諸宗

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

八宗兼学の関連情報