八重山層群(読み)やえやまそうぐん

最新 地学事典 「八重山層群」の解説

やえやまそうぐん
八重山層群

Yaeyama Group

南琉球弧の西表(いりおもて)島と与那国(よなぐに)島,尖閣諸島の魚釣島に分布する下部中新統。厚い砂岩に泥岩層を伴う岩相が主体で,厚さ4m程度の石炭層も介在し,与那国島に多産する生痕化石カシパンウニの化石などからも大陸ないし大きな島の沿岸堆積物とみなされる。宮古島南東沖で掘削された石油基礎試錐により2枚の夾炭層の間に石灰岩層が発見され,台湾西部の公館層から記載されていた中新世初期末の大型有孔虫と同種のものが密集して産出。公館層を挟んで石炭層が発達する汐止(シージー)層群と同じ層序である。西表島では本層群を切るチャネル堆積層(租内(そない)層)中から少数の上記大型有孔虫を含む石灰岩の円礫が報告されていたが,かつて存在していた石灰岩から供給されたものである。宮古島沖試錐での層厚は1,400mだが,多重波音波探査によると,他ではさらに層厚を増す。夾炭層は特に八重山夾炭層と呼ばれる。松本徰夫(1964)命名参考文献氏家宏(1996) 日本自然『南の島々』,岩波書店

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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