公平無私(読み)コウヘイムシ

デジタル大辞泉 「公平無私」の意味・読み・例文・類語

こうへい‐むし【公平無私】

[名・形動]公平で、私的な感情利益を交えないこと。また、そのさま。「公平無私な(の)態度で臨む」
[類語]公正公平平等

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精選版 日本国語大辞典 「公平無私」の意味・読み・例文・類語

こうへい‐むし【公平無私】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 公平で自分の個人的な感情や利益をからませないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「遷中判事、公莅官聴事、公平无私」(出典:家伝(760頃)下)
    2. 「己はあらゆる価値をも認めない。いかなる癖好も有せない。公平無私である」(出典:灰燼(1911‐12)〈森鴎外〉一四)
    3. [その他の文献]〔韓詩外伝‐七〕

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四字熟語を知る辞典 「公平無私」の解説

公平無私

公平で自分の個人的な感情や利益をからませないこと。また、その様子

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 羽山組から公平無私な助役の堺英吉が行くことになれば、現地に行ってからの心配少ない火野葦平*魔の河|1957]

[使用例] 老師は公平無私だった。しかしそれは私がもし老師であったら、そのように公平無私でありうるだろうと、容易に想像のつくような公平さであった[三島由紀夫金閣寺|1956]

[解説] 「無私」は私心がないこと。

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