デジタル大辞泉 「共同アンテナ」の意味・読み・例文・類語 きょうどう‐アンテナ【共同アンテナ】 複数の視聴者が共同で使用するテレビ用アンテナ。ビルや集合住宅に設置されるほか、山間部やビル陰などの難視聴地域で電波を受信するためにも使用される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「共同アンテナ」の意味・わかりやすい解説 共同アンテナきょうどうあんてなcommon antenna 電波が十分届かない山間地、高層ビル間などの難視聴地域で、同一アンテナを共用した多数のテレビ受像機が自由に選局できるようにした受信アンテナシステム。良好な電波を受信できる位置にアンテナを設置し、その受信信号をチャネルごとに増幅器で一定レベルに調整・増幅して、幹線ケーブルに送る。幹線ケーブルには線路による損失を補償する増幅器と、各受像機に分配するための分岐器が設けられている。[岩田倫典][参照項目] | 共同受信方式 | 難視聴地域 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「共同アンテナ」の意味・わかりやすい解説 共同アンテナ (きょうどうアンテナ) 多数の視聴者が受信に必要なアンテナや増幅器,同軸ケーブルなどを共同で用いながらテレビ放送を受信する形態がテレビ共同受信であるが,これに用いられる設備全体を共同アンテナと呼んでいる。山,高層ビルの影響で難視聴となった地域や一つのビル全体のテレビ共同受信を可能にする設備のことである。さらに規模が大きく,放送電波の再送信以外に自主的なプログラムのサービスなどをも含めて行うものが有線テレビとかCATV(cable television)などと呼ばれるものである。執筆者:和久井 孝太郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by