冥道(読み)ミョウドウ

デジタル大辞泉 「冥道」の意味・読み・例文・類語

みょう‐どう〔ミヤウダウ〕【冥道】

冥界みょうかい」に同じ。
冥界諸仏冥衆みょうしゅ
「今日この御堂影向やうがうし給ふらむ神明、―たちもきこしめせ」〈大鏡・道長下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冥道」の意味・読み・例文・類語

みょう‐どう ミャウダウ【冥道】

〘名〙
仏語死後の世界。特に閻魔王のいるところ。地獄。冥界。冥府
今昔(1120頃か)一五「我、死つる時、冥道の悪鬼等、我を駈り追て将去(ゐてさり)つる間に」 〔焔羅王供行法次第〕
② 仏語。冥界を支配する仏神。また、その下僚。冥官冥衆
教化之文章色々(1053‐58頃)承保三年円宗寺修正「真空の法を弘めて 冥道を訪ひ給へば 地類も今日よりは 畢竟の空にや遊らむと覚ゆる」

めい‐どう ‥ダウ【冥道】

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