分段生死(読み)ぶんだんしょうじ

精選版 日本国語大辞典 「分段生死」の意味・読み・例文・類語

ぶんだん‐しょうじ ‥シャウジ【分段生死】

〘名〙 仏語衆生が迷いの世界で受ける生死で、与えられた身体大小寿命長短をもって、三界六道輪廻すること。分段。生死。
※勝鬘経義疏(611)法身章「分段生死是有人所一レ知」 〔三蔵法数‐六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「分段生死」の意味・読み・例文・類語

ぶんだん‐しょうじ〔‐シヤウジ〕【分段生死】

仏語。六道に輪廻りんねする凡夫の生死。人の身は寿命・果報などに一定限界があるところから分段という。→変易生死へんやくしょうじ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android