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判授 ハンジュ

大辞林 第三版の解説

はんじゅ【判授】

律令制の叙位法の一。文官は式部省、武官は兵部省、女官は中務省の評定に基づき、外八位・内外初位の者については奏聞を経ずに直接に叙位を行うこと。 → 奏授勅授

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の判授の言及

【位階】より

…位階の昇進にあたっては,毎年の勤務評定の結果を一定年数集積し,その総合成績によって昇進階数が決定されるしくみになっていたが,実際に計算どおりの昇叙が行われたのは六位以下の場合にかぎられ,五位以上の昇進には天皇の意向が強く反映した。授位手続上,五位以上は勅授,内六位~内八位までは太政官奏による奏授,外八位および初位は太政官の判定による判授とされた。
[位階制の変化]
 大宝令には五位以下の位について,外位(げい)が設けられていたが,これは,地方採用を原則とする官職に就く者を対象としたものであった。…

【位記】より

…律令官人は罪を犯して除名される場合は位記がことごとく破られ,官当などでは位記を毀する(原簿に毀字を注し外印を押す)ことで実刑にかえるなど,位記が重要な役割をはたした。養老の公式令によれば位記には勅授,奏授,判授の別があり,それぞれに書式が定められた(図)。勅授とは勅によって五位以上の位階を授けることであり,奏授とは太政官が奏聞して六位以下を授けること,判授とは式部省(兵部省)が判定して外八位以下を授けることをいう。…

※「判授」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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