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別尊雑記 べっそんざっき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

別尊雑記
べっそんざっき

『五十巻抄』ともいう。心覚 (1117~80) が保元1 (56) 年高野山に登ってから治承4 (80) 年に没するまでの間に編纂した図像集。 57巻。恵什の『図像抄』や師である兼意の『成蓮抄』をはじめ,東台両密諸流の図像を広範に収集し,唐本図像など異色の図像も多数収録。仁和寺には心覚自筆本とされる写本が伝存する。

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百科事典マイペディアの解説

別尊雑記【べっそんざっき】

真言宗の僧心覚(しんかく)が編集した密教図像集。57巻。平安末期〜鎌倉初期に成立。東密諸尊を尊別に分類し梵号(ぼんごう),密号,種子(しゅじ),三昧耶形(さんまやぎょう)等を詳述し,曼荼羅(まんだら)図を加えたもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

べっそんざっき【別尊雑記】

仏種房心覚(1117‐80)撰の図像抄。心覚ははじめ天台の三井寺に入り,ついで真言の醍醐寺賢覚,実運らに小野流をうけ,のち高野山成就院で,仁和寺より来院した兼意から広沢流をうけるなど,広い学識を有した。したがって《別尊雑記》は成就院覚助(仁和寺広沢流)の《別行鈔》,勝定房恵什(仁和寺)の《図像抄》,勝俱胝院実運(醍醐寺)の《玄秘抄》,成蓮房実運(高野山北谷成蓮院)の《成蓮鈔》などの諸鈔をもとに選述されている。

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