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広沢流 ひろさわりゅう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

広沢流
ひろさわりゅう

真言宗の一流派。小野流と並んで東密二流あるいは野沢二流といわれる。嵯峨広沢の遍照寺に住した寛朝 (936~998) の系統。小野流が口伝を主とするのに対して,広沢流は儀軌を主とする傾向にある。

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デジタル大辞泉の解説

ひろさわ‐りゅう〔ひろさはリウ〕【広沢流】

真言宗古義派の根本二流の一。嵯峨広沢の遍照寺に住した寛朝を始祖とする。のちに、仁和御流・西院流・保寿院流・大伝法院流・忍辱山(にんにくせん)流・華蔵院流の六流に分かれた。

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大辞林 第三版の解説

ひろさわりゅう【広沢流】

東密二流の一。嵯峨の広沢池の辺に遍照寺を建てた寛朝の流れを汲む一派。保寿院・仁和御流・西院・華蔵院・忍辱山・伝法院の六流に分かれた。 → 小野流

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世界大百科事典内の広沢流の言及

【孔雀明王】より

…10世紀には,請雨経法と並ぶ祈雨法として修されることが多かったが,11世紀に入ると,孔雀経法の幅広い現世利益が貴族社会で歓迎され,天変消除,除病延命,安産などの祈禱として盛行した。孔雀経法は東密各流はもとより台密でも修されたが,中でも仁和寺の性信がこの法をもっとも得意として活躍し名声を博したので,その流れをくむ東密広沢流は,後に〈孔雀経法は広沢の無双の大秘法なり〉と,他流に誇示するようになった。【速水 侑】 日本に現存する孔雀明王の遺品は平安時代後期の東京国立博物館所蔵の画像が最古の作例である。…

【真言宗】より

… 空海没後は,その高弟真済真雅,実慧などがよく師の志を継ぎ,高野山を発展させた。こののち事相(灌頂・修法などの具体的な儀式作法)面で,小野曼荼羅寺の仁海が大成した小野流と広沢遍照寺の寛朝が大成した広沢流に分かれ,さらに2流はおのおの6流ずつに分派して〈野沢(やたく)根本十二流〉とも称せられるほど,その分化ははなはだしくなった。平安時代末期に至って覚鑁(かくばん)(興教大師)があらわれ,高野山上に大伝法院などを建立して,真言教学の再興,全密教法流の統一をはかった。…

【仁和寺】より

…そののち当寺は代々法親王が法灯を継いで格式高い宮門跡寺院(門跡)として明治維新に至った。宇多天皇の入寺以後,真言宗となり,当寺を中心とする法流を広沢流という。創建から鎌倉初期までが興隆期で,門跡は四円寺六勝寺など天皇家御願寺の検校を兼ね,広大な寺域内には歴代の天皇や皇族により諸堂舎や数十に及ぶ院家(いんげ)・子院が次々と造営され,諸国に多くの荘園をもち,全山桜にかこまれて,桜花会や競馬(くらべうま)が王朝貴族の目を楽しませた。…

【益信】より

…それより先,尚侍藤原淑子の病気平癒を祈って験あり,尚侍が建てた東山の円成(えんじよう)寺の別当に迎えられた。空海とその弟子たちが活動したあとを受けて,密教の興隆につくし,数々の密教の作法書などを著して,真言宗東密広沢流の開祖となった。1308年(延慶1),本覚大師の号を贈られた。…

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