りしりれぶんサロベツ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【利尻礼文サロベツ国立公園】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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りしりれぶんサロベツ‐こくりつこうえん‥コクリツコウヱン【利尻礼文サロベツ国立公園】
- 北海道北西端、利尻・礼文の二島と対岸の稚内市・豊富町の海岸部を含む国立公園。昭和四〇年(一九六五)利尻礼文国定公園に指定。同四九年、サロベツ原野を加えて国立公園に昇格。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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利尻礼文サロベツ国立公園
りしりれぶんサロベツこくりつこうえん
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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利尻礼文サロベツ国立公園
りしりれぶんさろべつこくりつこうえん
宗谷支庁管内西部と留萌支庁管内北部に及ぶ日本最北の国立公園。利尻・礼文両島および稚内市から天塩郡豊富町・幌延町にかけての海岸線一帯とサロベツ原野からなり、指定陸域面積は二万一二二二ヘクタール。日本最北端の雄大な自然景観を背景に、全国で二七番目、北海道で五番目の国立公園となった。「夢の浮島」「花の咲く島」と愛称される利尻・礼文両島は、「海の名山として世界にもたぐいまれな利尻島と二百数十種に及ぶ高山植物をもって有名な礼文島の姉妹島」として(「日刊宗谷」昭和二五年九月二六日)、昭和二五年(一九五〇)八月に道立公園に指定された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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利尻礼文サロベツ国立公園
りしりれぶんさろべつこくりつこうえん
北海道北部にある国立公園。日本海に浮かぶ利尻島、礼文島と、北海道本島の稚内(わっかない)市から豊富(とよとみ)町にかけての日本海沿いのサロベツ原野に指定されたもので、面積241.66平方キロメートル。1965年(昭和40)国定公園に指定、1974年サロベツ原野を加えて国立公園に昇格した。1980年遠音別岳を削除。
利尻島は円錐(えんすい)火山利尻山からなる火山島で、海上に美しい山容をそばだたせる。公園区域は、山体の中腹以上と沓形(くつがた)岬、天望台、御岬(みさき)、姫沼、オタドマリ沼などの景勝地、南斜面のチシマザクラ自生地などが含まれる。礼文島は中央部の礼文岳(490メートル)を最高点とする丘陵と海岸段丘からなる比較的平坦(へいたん)な島で、西海岸は海食崖(がい)の発達が著しく、スコトン岬、海驢(とど)島、西上泊(にしうえどまり)海岸、桃岩などの景勝地がある。両島には、リシリソウ、リシリヒナゲシ、リシリリンドウ、レブンサイコ、レブンウスユキソウ、リシリヒトリなど両島の名をとった植物や昆虫も多い。
サロベツ原野は総面積230平方キロメートルの大湿原で、潟湖のペンケ沼(トー)、パンケ沼(トー)などが残り、原生花園では初夏、エゾカンゾウ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメなどが咲き乱れる。サロベツ原野と日本海の間の数列の砂丘上には、トドマツ、シラカバ、ミズナラなどからなる稚咲内(わかさかない)海岸砂丘林がある。なお、サロベツ原野は2005年(平成17)に、ラムサール条約登録湿地となった。
[岡本次郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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利尻礼文サロベツ国立公園【りしりれぶんサロベツこくりつこうえん】
北海道北部の利尻島,礼文島,稚内(わっかない)市抜海(ばっかい)海岸,豊富町東稚咲内(わっかさかない)海岸,サロベツ原野の一部を含む国立公園。利尻礼文国定公園が1974年改称,昇格。面積212.22km2。利尻山と礼文岳の火山景観,海食地形と海辺植物・高山植物群落,本土海岸の河跡湖,サロベツ原野などの湿原景観が特色。探勝は7〜8月が適する。2005年にサロベツ原野がラムサール条約登録湿地となる。交通は稚内市からの船便など。
→関連項目利尻[町]|利尻富士[町]|礼文[町]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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