(読み)トウ

普及版 字通 「到」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字音] トウ(タウ)
[字訓] いたる・つく・およぶ

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
至+人。金文字形に作り、至と人とに従う。至は矢の到達する所。そこに人が立つ形。〔説文〕十二上に「至るなり」とし、刀(とう)声とするが、金文の〔鼎(こつてい)〕に「用(もつ)て(こ)の人を(いた)す」と致の義に用いる。致送して至ることをいう。至は地をえらぶとき、矢を放って、その至るところをみて定める占地のしかたをいう。

[訓義]
1. いたる、つく、およぶ。
2. ゆきどとく、きわまる。
3. あざむく。
4. 倒と通じ、さかさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕到 イタル

[声系]
〔説文新附〕に到声として倒を録する。位置をかえることから、倒反倒の意となったものであろう。

[語系]
到t、至tjiet、致tietは声義が近い。致の初文はに作り、到・致はのち自動詞・他動詞に分かれたものと思われる。

[熟語]
到懸・到錯・到耳・到時到手到処到大・到達到地到著・到頂・到底・到頭到任・到来・到了到臨到老
[下接語]
意到・遠到・剴到・看到・還到・興到・懇到・殺到・悉到・周到・辱到・心到・慎到・尋到・精到・先到・想到・着到・筆到・夢到

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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