到頭(読み)トウトウ

デジタル大辞泉 「到頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう〔タウ‐〕【到頭】

[副]《「とうどう」とも》物事が最終的にそうなるさま。ついに。結局。「真相到頭わからなかった」「到頭やりとげたぞ」
つい[用法]
[類語]ついにいよいよ挙げ句あげくの果てとどのつまり結局結句畢竟ひっきょう詰まるところ帰するところせんずるところ要するにどの道いずれ所詮しょせんどうせつまり矢張りいずれにしても差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはやとにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれすんでにほとんどすんでのことすんでの所どうにかこうにかどうにかやっとようやくなんとかかろうじてからくもやっとこさ間一髪危なくあわやすれすれようやっとどうかこうかかつがつどうやらこうやら曲がりなりにもやっとの事でまだしもまだえんやらやっとようよう危うく九死に一生を得るまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

とう‐と【到頭】

[副]とうとう(到頭)」に同じ。
「―長崎に行くことが出来ました」〈福沢福翁自伝

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精選版 日本国語大辞典 「到頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐とタウ‥【到頭】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「とうど」とも ) =とうとう(到頭)
    1. [初出の実例]「言ひ分なし・とふど幟を産んだ妾」(出典:雑俳・塵手水(1822))
    2. 「昨夜も待ってましたけれども、結局(トウト)お帰宅(かへり)なさいませんで」(出典河内屋(1896)〈広津柳浪〉二)

とう‐とうタウ‥【到頭】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「とうどう」とも ) 物事の最終的な結果が現われるさまを表わす語。ついに。結局。とうと。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「怺へに、怺へて見たが、とうどう怺へ切れなくなッて」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)
    2. [その他の文献]〔李咸用‐悼范攄処士詩〕

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普及版 字通 「到頭」の読み・字形・画数・意味

【到頭】とう(たう)とう

結局。唐・張碧〔農父〕詩 到頭、禾黍(くわしよ)は他人に屬す 知らず、何(いづ)れの處にか妻子を抛(す)てん

字通「到」の項目を見る

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