前縁(読み)ゼンエン

精選版 日本国語大辞典 「前縁」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐えん【前縁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 前世の因縁。前因。
    1. [初出の実例]「人間の栄枯得失は皆な前縁(ゼンエン)の繋ぐ所にして」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉付録)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐答陳師仲書〕
  3. ある場所やある物の前の方の端。
    1. [初出の実例]「聯隊長は防禦に在りては抵抗地帯の前縁及戦闘地域を示し」(出典:歩兵操典(1928)第八〇四)
  4. 特に、飛行機翼断面の前端部。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「前縁」の読み・字形・画数・意味

【前縁】ぜんえん

かねての因縁。

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