日本歴史地名大系 「加賀三湖」の解説
加賀三湖
かがさんこ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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… 南部は小松江沼平野とも呼ばれ,北部同様低湿地帯で,水田稲作が盛んである。柴山,今江,木場のいわゆる加賀三湖は縄文海進期の入江が取り残されたものであるが,1952年からの国営干拓事業のため柴山潟の水面は1/3に縮小,今江潟は消滅,木場潟だけがもとの姿を保っている。小松市では低湿地を利用してイグサが栽培され,近世以来の伝統をもつ小松表として出荷されるほか,ヤマイモの一種,加賀丸芋を特産する。…
…古くは日本海に通じていたが,海側に砂丘が発達して潟湖となったと考えられる。今江潟,木場潟と合わせ加賀三湖と呼ばれ,そのうち最大の面積(約5.8km2)をもっていた。1952年水田の造成と潟周辺の湛水被害解消のため,加賀三湖の国営干拓事業が着手され,木場潟は遊水池として残されたが,今江潟は全面干拓された。…
※「加賀三湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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