コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

孤立語 こりつご isolating language

翻訳|isolating language

6件 の用語解説(孤立語の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

孤立語
こりつご
isolating language

単語語形替変を行わず,文法的関係がおもに語順により表わされる言語。中国語が代表。孤立語にかなり共通にみられる特徴としては,前置詞が多い,代名詞を除いて性・数の範疇がない,単語が単音節で1形態素から成る傾向が強い,などがあげられる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こりつ‐ご【孤立語】

言語の類型的分類の一。単語は実質的意味だけをもち、それらが孤立的に連続して文を構成し、文法的機能は主として語順によって果たされる言語。中国語・チベット語・タイ語など。→屈折語膠着語(こうちゃくご)抱合語

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

孤立語【こりつご】

屈折語,膠着(こうちゃく)語と並んで言語の形態論的分類の一つ。単語には語形変化がなく,文中の語順や前置詞などの助詞によって文法的機能を表す言語。この分類が19世紀に始められたときは,品詞の区別をもたない中国語が念頭におかれていた。
→関連項目屈折語言語類型論ベトナム語

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こりつご【孤立語】

言語の類型論的分類の一つである,単語の構成という形態論的観点からの分類に基づくタイプの一つ。孤立語では単語は常に一定の語形であらわれ,文中でそれが果たす機能に応じて姿を変えることはない。すなわち,通常一つの単語は一つの形態素だけからなっていて,それに種々の文法的カテゴリー,文法的諸関係を標示するための接辞が付加されることはないのである。したがって,格,数,人称,時制などを示す標識はなく,語と語との間の文法的関係は,その相対的な配列順といった手段にたよって示されることになる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こりつご【孤立語】

言語の形態的類型による分類の一。単語が文中で使われる時、屈折や膠着こうちやくの手続きなしに用いられる言語。文法的な機能は配列の順序によって決まる。中国語・タイ語の類。 → 屈折語膠着語抱合語
系統不明の言語。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

孤立語
こりつご

言語の構造類型の一つ。文中における単語間の文法的な関係が、語順や接続詞などによってしか表されず、いわゆる語形変化のまったくないとされる言語。普通、中国語がその典型的なものとされているが、それは種々の意味であまり正しくない。なぜかというと、その現代語(北京(ペキン)方言を基礎とする標準語)は、名詞句に対しては「学校」(学校)、「街道」(通り)のように後置助詞を発達させてしまったし、動詞句では「吃」(食べ)、「看」(見ている)のように、不定法以外の動詞は一定の時制や体(たい)を示す語尾なしにはあまり現れなくなっているからである。したがって、もしも孤立語ということがその定義どおりの意味でありうるとしたら、それは、こうした名詞後置詞や動詞語尾(接尾辞)をまだあまり発達させていなかった古代中国語にしか当てはまらないであろう。しかし、その古代中国語も、漢字という一見表意文字であるかのようにみえる書記法によって記録されているから、語形変化がまったくないかのように見受けられるが、それは外見だけであって、実際には各種の語形変化があったとみる人も多い。したがって、孤立語とは、人間の話す言語のなかの一方の極に想定されるタイプをいうものであって、現実のどの言語をさすものでもないと考えてよいと思われる。[橋本萬太郎]
『泉井久之助著『言語の構造』(1967・紀伊國屋書店) ▽Y・R・チャオ著、橋本萬太郎訳『言語学入門――言語と記号システム』(1980・岩波書店) ▽B・カールグレン著、大原信一・辻井哲雄・相浦杲・西田龍雄訳『中国の言語――その特質と歴史について』(1958・江南書院)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

孤立語の関連キーワードうじゃうじゃきいきいきゃあきゃあぐじぐじごてごて勤・権・言すぱっとテーマなんざあぶうぶう

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone