(読み)レイ

デジタル大辞泉 「励」の意味・読み・例文・類語

れい【励〔勵〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]レイ(漢) [訓]はげむ はげます
力をこめて行う。はげむ。「励行精励奮励勉励
相手を力づけてやらせるようにする。はげます。「激励奨励督励
[名のり]つとむ

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精選版 日本国語大辞典 「励」の意味・読み・例文・類語

はげみ【励】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はげむ(励)」の連用形名詞化 )
  2. はげむこと。精を出すこと。勉励。精励。
    1. [初出の実例]「行者のはげみと仏の願力とをば」(出典:発心集(1216頃か)八)
  3. 精を出すささえ。はげまし。
    1. [初出の実例]「さう云って遣ったら当人も励みになって勉強する事でせう」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)

はげまし【励】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はげます(励)」の連用形の名詞化 ) はげますこと。激励。〔羅葡日辞書(1595)〕

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普及版 字通 「励」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 7画

(旧字)
17画

[字音] レイ
[字訓] はげむ・はげます・つとめる

[字形] 形声
旧字はに作り、(れい)声。がその初文。(れい)で剛石。力は耒(すき)の象形。石の多い荒地を耕す意で、苦労が多く、奮励を要することをいう。〔説文〕にの字を収めず、力部十三下(まい)を録し、「力なり。書に曰く、用(もつ)て我が家を(つと)め相(たす)く(〔書、立政〕の文)」とあり、と同音によむという。〔段注〕にであろうというが、と同音というのは、の意に用いるとみてよい。

[訓義]
1. はげむ、つとめる。
2. すすめる、はげます。
3. がその初文、と通用する。

[古辞書の訓]
名義抄 ハゲム・ススム 〔立〕 ハゲム・ホシイママ・ススム・ハゲマス・コハシ

[語系]
liatは同声。もと同字。meatは声義近く、miui、minは、と一系をなす語である。

[熟語]
・励行・励志・励奨・励精・励世・励声・励節励操励勉励翼
[下接語]
慰励・励・誡励・恪励・歓励・糾励・教励・矯励・励・勤励・警励・激励・鼓励・克励・刻励・剋励・砕励・淬励・策励・砥励・奨励・飭励・振励・綏励・精励・率励・雕励・督励・奮励・勉励・貶励・猛励

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