デジタル大辞泉
「匂わす」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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におわ・すにほはす【匂】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① つややかに美しく染める。色美しくする。彩色する。
- [初出の実例]「引馬野(ひくまの)ににほふ榛原(はりはら)入り乱れ衣爾保波勢(ニホハセ)旅のしるしに」(出典:万葉集(8C後)一・五七)
- 「てつからこのあかはなをかきつけにほはしてみ給ふに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
- ② かおらせる。においや臭(くさ)みがあるようにする。悪いにおいについては「臭わす」とも書く。
- [初出の実例]「なに人かきてぬぎかけしふぢばかまくる秋ごとにのべをにほはす〈藤原敏行〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・二三九)
- ③ 染色、襲(かさね)の色目、鎧のおどしなどで、濃い色からしだいに薄くぼかしていく。
- [初出の実例]「女房色々を三つづつにほはして十五に、紅のうちたるもえぎの織物の表著(うわぎ)也」(出典:栄花物語(1028‐92頃)根合)
- ④ それとなく暗示する。ほのめかす。におわせる。
- [初出の実例]「今なむとだににほはし給はざりけるつらさを、浅からず聞え給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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