北九州[市](読み)きたきゅうしゅう

百科事典マイペディア 「北九州[市]」の意味・わかりやすい解説

北九州[市]【きたきゅうしゅう】

福岡県北部の市。1963年2月に門司小倉戸畑八幡(やはた),若松の5市が合併して市制,旧市は区となる。同年4月に政令指定都市となった。1974年八幡区が八幡西区と八幡東区に,小倉区が小倉北区と小倉南区に分区,7区となった。関門海峡から洞海湾にかけて約30kmにわたり市街地が続き,重化学工業を主とする北九州工業地帯を形成,北九州港がある。鉄と石炭でイメージされる北九州の素材型産業は,近年その地盤沈下が急速に進み,先端技術産業などへの構造転換が迫られている。本州と九州各地を結ぶ交通要地でもあり,山陽新幹線,鹿児島・筑豊・日豊各本線,日田彦山線,九州自動車道,東九州自動車道,国道3・10号線などが通じる。小倉南区に2006年3月,新たに開港した北九州空港がある。491.95km2。97万6846人(2010)。
→関連項目九州工業大学日田彦山線

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