北八木村(読み)きたやぎむら

日本歴史地名大系 「北八木村」の解説

北八木村
きたやぎむら

[現在地名]橿原市北八木町一―三丁目

なか街道初瀬はせ街道の交差地に立地。初瀬街道以南は八木村。「寛文朱印留」には「北矢木村」とある。慶長期(一五九六―一六一五)から幕府領(代官大久保長安)慶長郷帳の村高一一一・三三石。元和五年(一六一九)郡山藩(松平忠明)領。同藩の二割半無地高増政策により村高一三九・一六三石。延宝七年(一六七九)幕府領。文政九年(一八二六)以降高取藩(植村家長)領となる。

ふだつじ以北の中街道は北方環濠まで道幅も広く、道の中央に溝があり、中世以来の市場集落が周囲に形成された。


北八木村
きたやぎむら

[現在地名]秦荘町北八木

上八木かみやぎ村の北西にあり、北西は下八木村。慶長五年(一六〇〇)彦根藩領となり、慶長高辻帳に北八木村六七四石余とある。江戸中期に上八木村・下八木村が当村枝郷としてそれぞれ独立して扱われるようになり、元禄郷帳では北八木村二二八石余、上八木村二一八石余、下八木村二二七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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