北学(読み)ほくがく(その他表記)Bei-xue

普及版 字通 「北学」の読み・字形・画数・意味

【北学】ほくがく

南北朝期の北方経学。〔北史、儒林伝序〕大抵南北の爲(をさ)むる句、好互ひに同じからざるり。~南人にして、其のを得、北學は深にして、其の枝を窮む。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北学」の意味・わかりやすい解説

北学
ほくがく
Bei-xue

中国南北朝時代北朝経学をいう。この時代には南北で学風を異にし,南朝では王弼 (おうひつ) の注や孔安国の伝などを基にして義理を説いたが,北朝では鄭玄の注を基にして,訓詁を明らかにする質朴な学風であった。ただし,唐が南北を統一して『五経正義』を定めるにあたっては,南学が主となった。

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