北寺(読み)きたでら

日本歴史地名大系 「北寺」の解説

北寺
きたでら

[現在地名]安田町別所

安田川右岸の山際にあり、金剛山弘泉院と号し、真言宗豊山派本尊薬師如来。「南路志」所引の寺記によれば大同二年(八〇七)空海の開基で、本尊は空海自刻の一木三体の一体という。「南路志」に記される金剛頂こんごうちよう(現室戸市)の伝承によると、空海が同寺建立の用材馬路うまじ(現馬路村)山中に求め、安田川を流下した折にこの地で医王善逝の像を彫刻し安置したのが北寺の創建とし、金剛頂寺との特別な関係を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む