精選版 日本国語大辞典 「十二社」の意味・読み・例文・類語 じゅうに‐しゃジフニ‥【十二社】 ① 朝廷が祈雨・止雨のための奉幣を行なった十二神社。龍穴・火雷・水主・木嶋・乙訓・平岡・恩地・広田・生田・長田・座摩・垂水の一二の神社。② 一般に、奉幣を行なう一二の神社。[初出の実例]「遣二使伊勢已下十二社一祈二祷天変恠異一」(出典:日本紀略‐天暦三年(949)二月一三日) じゅうにそうジフニ‥【十二社】 東京都新宿区西部の旧地名。応永年間(一三九四‐一四二八)紀州熊野より勧請(かんじょう)した十二所権現があり、地名もこれにちなむ。三業地として知られた。現在の西新宿二・四丁目にあたり、東京都庁、新宿中央公園などがある。十二所。十二双。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例