十宗(読み)ジッシュウ

デジタル大辞泉 「十宗」の意味・読み・例文・類語

じっ‐しゅう【十宗】

日本で流布した仏教10宗派倶舎くしゃ成実じょうじつ律宗法相ほっそう三論宗華厳宗天台宗真言宗八宗に、禅宗浄土宗の二宗を加えていう。

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「十宗」の意味・読み・例文・類語

じっ‐しゅう【十宗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日本で流布した一〇の宗派。南都六宗の三論・成実・法相倶舎・華厳・律の六つに、天台・真言・禅・浄土の四つを加えたもの。
    1. [初出の実例]「今八宗十宗等多門故至諍論」(出典:日蓮遺文‐寺泊御書(1271))
  3. 華厳宗の五教十宗の教判で説く、我法倶有宗、有法無我宗、法無去来宗、現通仮実宗、俗妄真実宗、諸法但名宗、一切皆空宗、真徳不空宗、相想倶絶宗、円明具徳宗の一〇。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十宗」の意味・わかりやすい解説

十宗
じっしゅう

五教十宗」のページをご覧ください。

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